エンディングキャリア様
株式会社エンディングキャリアは、人材紹介を中心に企業の採用と転職希望者の橋渡しを行ってきた会社です。ところが、これまで“生命線”だった大手求人検索サイトの仕様変更をきっかけに登録者数が急減。「広告費を増やしても応募が来ない」「紹介料モデルに限界がある」という焦りから、自社マーケティング施策の強化やビジネスモデルの再構築をご相談いただきました。
ご支援前の状況(BEFORE)
- 求人検索サイト頼みで応募数が急減し、事業の将来が不透明
- 社内にマーケティング人材がいないため、施策の良し悪しを検証できない
- 思いついた打ち手を手探りで実行していたがなかなか成果につながらない
ご支援後の成果(AFTER)
- 動画コンテンツを武器にした自社集客モデルを確立し、将来を担う新規事業を開発
- ペルソナ・カスタマージャーニー・3Cを使う“マーケティング思考”が社内に定着
- 数値に基づいた分析や顧客視点の施策により、施策のムダ打ちが大幅に減少
当時抱えていた課題と、私たちのアプローチ
当時抱えていた課題
(佐藤様)「紹介料ビジネスは、応募者が集まらないと成立しません。でも“広告を増やす”以外の打ち手が分からず、八方ふさがりでした」
ヒアリングの結果、当社が示したアプローチが下記の3つでした。企業によって課題や使えるリソースが大きく異なるので、しっかりとヒアリングや現状分析を行ったうえで企業様ごとに最適なご提案を行うようにしています。
主な支援内容
- 製造業特化の強みを前面に
-
まず企業が本当に欲しい人物像を一緒に言語化。求職者目線で「思わず入社したくなる」ような魅力が伝わるコンテンツを企画しました。
- 集客まで巻き取るビジネスモデル
-
世の中の採用コンサルは「ノウハウ提供」で終わるケースが大半。そこで動画やSEOなどの手法を活用して、求職者を実際に集めるところまで伴走する“コンサル+実働”のサービス内容に変更。
- マーケティング思考の内製化
-
ワークショップ形式でペルソナ、カスタマージャーニー、3Cを何度も回し「まず顧客理解」「勝ち筋を見極めてから動く」という思考の癖を社内に浸透させました。
なぜ「みらいマーケティング本舗」を選んだのか?佐藤社長が語る3つの決め手
①X(Twitter)で刺さった「穴の空いたバケツ」理論
実は以前から、代表のほりのさんのTwitter(X)を毎日穴が空くほど見ていました(笑)
どの内容も非常に参考になったのですが、特に「基盤がボロボロで穴が開いたままなのに、広告を流しても水が漏れるだけ」。この投稿が「求人サイトにいくら広告を載せても応募が来ない」という当社の状況にぴったり一致。部分最適ではなく全体を直す視点にせねばと思って相談することにしました。
②60分の無料相談で伝わった“分かりやすさ”
専門用語を並べず「まず御社の強みと求職者の本音を整理しましょう」と噛み砕いて説明。質問にも即答してくれたので「腹を割って議論できる」と確信。サービス内容を詳しく聞く前に「他社ではなくこの会社と組みたい!」と、その場で即決してしまいました(笑)
③“教えるだけ”で終わらず、手を動かす伴走
世の中のマーケティング会社には、知識を語るだけ、実行できない「絵に描いた餅」の戦略を提案するだけ。そんな所も少なくありません。でもみらいマーケティング本舗さんは違いました。
・原理原則のレクチャー
・コンテンツ企画・LP改善・計測設定までの実践支援
・テンプレートとワークショップで社内にノウハウを残す仕組み
この“三位一体”のサービスは、私たちのような小さな会社にとって本当に心強い味方です。「顧客理解→勝ち筋設計→実行」まで徹底して寄り添ってくれるので「この会社となら、本当に変われる」そう素直に思えました。
社内にどのような変化が起こったのか?
(佐藤様)
以前は『思いついた施策を片っ端から試す』やり方で疲弊していました。今はペルソナ→ジャーニー→3Cを通して勝ち筋を描いてから動くので、限られた人手と予算を無駄なく使えています。
あとは社内会議ががらっと変わりました。施策提案の前に「このペルソナに本当に響く?」「競合はもうやっている?」という会話が自然に出るようになり、決定までのスピードが格段にアップしましたね。
社員が「自分ごと化」して取り組んでくれるようになったのも実感しています。
(平田様)
今回のご支援をいただくまで、ペルソナやカスタマージャーニーという言葉は知っていましたが、ここまで具体的に描く作業は初めてで、「ユーザーを分かっているつもりだったなぁ」と気づかされました。今では、何かを始める前に“応募者はどう感じる?”と立ち止まるのが習慣になり、手戻りがほとんどなくなりました。
「顧客理解がはじめの一歩だよ」と口酸っぱくほりのさんに言われていた意味が、実務を通じてようやく腑に落ちました(笑)
今後の展望
これから1年、エンディングキャリアは“動画で魅力を伝える採用コンサル”に全振りします。それにより製造業の社長が口をそろえて言う「いい人がぜんぜん来ない」という問題をまるごと解決したいです。
その鍵になるのが魅力的なコンテンツ。会社の雰囲気、チームの人柄、働くワクワク感。会社の良さをぜんぶ引っぱり出して、求職者が「ここ、私に合いそう!」と感じるコンテンツに変換します。
いくら条件が良くても、合わない社風だったらすぐ辞めちゃいますよね。私たちがゴールにしているのは“採った人が主力メンバーになって活躍すること”です。
5年後には「製造業の採用といえばエンディングキャリアだよね」と真っ先に名前が挙がる会社を目指します。
編集後記
今回の取材の中で、今回の取り組みが「とても楽しかった!」と笑顔で語ってくださった姿が、とても印象的でした。
大手プラットフォームのルール変更など、ビジネス環境の変化はいつも突然やってきます。しかし「顧客理解」と「自走できる型」を持つことで、どんな変化にも柔軟に対応できるマーケティング基盤を築くことができます。この2つは、環境がどれだけ変わろうとも、私たちが普遍的に大切だと考えている要素です。
「従来のビジネスモデルから抜け出せず、施策が場当たり的になっている」もしそんなお悩みをお持ちでしたら、まずはお気軽にオンライン相談でお話ししてみませんか?私たちは、御社の“未来”を一緒につくるパートナーでありたいと考えています。