こんにちは!
みらいマーケティング本舗・代表の堀野です。
Webコンサルに関心があるけど、費用ってどのくらいなんだろう?
高い会社と安い会社の違いって何かな?
Webコンサルの費用内で何をどこまでしてくれるんだろう?
結論、Webコンサルの費用は「コンサルタントのスキルレベル ✕ 時間」で決まります。コンサル会社によっていろんな見せ方をしていますが本質的にはこれです。
でも、コンサル会社によっても支援内容や表記金額がバラバラなので、専門家でない限り本当にその金額が適正なのかを判断しにくいです。今回の記事をしっかりと最後まで読んでいただくことで、依頼したい内容別の費用相場が理解でき、失敗しない発注ができるようになることができます。
私自身、事業会社時代はコンサルを受ける側として何度も発注を行ってきましたし、現在は独立をしてクライアント様に対してコンサルを提供する側として働いています。この両方を知っているコンサルタントは実はそんなに多くありませんので、価値のある情報だと思っています。
せっかくWebコンサルに依頼したのに、期待したような成果が得られなかったとか、安物買いの銭失いになってしまわないよう、しっかりと勉強していきましょう!
なるべくコストをかけずプロに支援して欲しいという方は、弊社のサービスをぜひご覧ください。
Webコンサルティングの費用はどうやって決まる?
Webコンサルティング費用の分かりにくさの一因として、一律でいくらという価格基準がない点が挙げられます。同じような業務をお願いしているのに、会社や担当者によって数倍の開きがあることも珍しくはありません。では、その料金の違いはいったい何なんでしょう?
Webコンサルティング費用の計算方法
「携わるコンサルタントのスキル・経験」×「対応期間」
結論から言えばコンサル費=人件費です。そのため上記の計算方法で料金は決まります。他にも諸経費を含めたりする場合もありますが、基本はコレです。コンサルティングサービスを行ううえで、一番大きなコストが人件費だからです。もちろん経験やスキルが高いコンサルタントほど時間単価は高くなります。
例えば、1時間あたり2万円のコンサルタントを、月に10時間相当の工数を割く場合、月額20万円となります。工数には、打ち合わせだけではなく、提案資料の作成やデータ分析など、御社のビジネス改善に携わった時間を含めることが多いです。
1時間あたり1~5万円の工数単価がボリュームゾーン
中小規模のコンサルタント会社の場合、コンサル人材の経験度合いにもよりますが、1時間あたり1~5万円の単価が多いです。経験豊富でスキルが高いコンサルタントになると1時間10万円以上ということもざらにあります。大手のコンサルティング会社になると、販促費やオフィス賃料等のコストも上積みされて、さらに5割ほど高くなる傾向にあります。
そのため、月額5万円などと格安のコンサルティングサービスを提供している会社の場合は、月1回の訪問だけに絞り、数時間の工数に抑えているか、新米の若手スタッフが担当することでコストを抑えている事が多いです。世の中、安くて、質が高くて、何時間でも対応してくれるサービスなんてありませんよね。
そのため、コンサルティングを依頼するときは、どんな人が(スキルや経験)、どのくらいの時間をかけて、何をやってくれるのかを確認すれば、見積もりを取るまでもなく、ざっくりとした費用感は把握することができますよ。
【関連記事】ECコンサルティングのことが5分でわかる!
弊社のECコンサルティングサービスでどんなことをするのか、どのような企業におすすめなのか、費用対効果は?このようなことがわかる解説記事です。
Webコンサルティングの費用相場は?
ひとくちにWebコンサルタントと言っても、決まった資格があるわけではなく、対応範囲や内容も大きく異なってきます。ここでは、Webコンサルティングがどんな役割を担っているのか、それぞれの得意分野や費用感についてご紹介していきます。
大きく分けると「戦略」領域を得意とする戦略系コンサルタントと、「実務の実行」を支援する業務支援系コンサルタントにわけられます。それぞれのケースについてご紹介しますね。
戦略系コンサルタントの費用相場
戦略立案、事業プランニング
経営者の右腕となり、経営課題を洗い出して、会社が目指すべき方向性を導くなど、戦略視点でWebをどのように活用すべきかをコンサルティングしてくれます。
戦略的ターゲットの選定、戦うべき市場の選定、競合との差別化を図るための戦い方など、Webコンサルタントが対応する領域は多岐にわたります。もちろん、Webの専門知識も持ち合わせていますが、それ以上にどうやったら継続的に売れ続ける仕組みづくりができるか、そのために必要なリソースと時間を逆算したプランニングを行うなど、経営視点のスキルが必要とされます
戦略起案・事前調査 30~100万円
⇒【関連記事】「Webコンサルタント」っていったい何をしてくれるの?
業務支援系コンサルの費用相場
ホームページ診断、改善提案コンサルティング
ホームページのアクセス解析やユーザーテストなどを行いつつ、ホームページの目的達成のハードルとなっている箇所を洗い出して、何を改善すべきかを明確に示してくれます。
アクセス解析ツールのGoogleアナリティクスは誰でも無料で使えるツールですが、しっかり活用するためには高度な知識やノウハウが必要となります。Webコンサルタントは複数の企業に対しコンサルティングを行っているため、他社事例と比較して、どこが悪いのかを肌感覚で理解しているため、数字をみるだけで「おっ、ここに問題がありそうだ」とすぐに発見することができるのです。
サイト改善への取り組み方は、改善提案書の提出して終わりの場合と、改善作業や効果検証まで数カ月のプロジェクトを担当する場合の2つのパターンがあります。
サイト診断、改善提案 10~50万円
SEOコンサルティング
SEOの目的は単に検索エンジン経由のアクセスを増やすことではなく、その結果売上に繋がらないと意味がありません。そのため、売上に繋がるキーワードの選定と、綿密なコンテンツ設計が重要になってきます。
また昨今のSEOはテクニカルな手法ではなく、顧客のニーズを満たすために本質的な対策が求められており、特にユーザーの検索ニーズをしっかりと捉えた良質なコンテンツを作り出すことが大変重要です。最近はSNSや広告との関係性も評価に影響してきますので、SEOだけでなくWebマーケティング全般の知識が求められています。
SEOコンサルティングの費用相場は、実施内容によって幅がありますので依頼を検討する際は内容まで把握するようにしましょう。
コンテンツSEO 月額10~50万円
広告運用改善コンサルティング
かつては、Web広告を行うなら広告代理店に任せておけば事足りていたのですが、ユーザーの広告離れとともに広告の費用対効果も悪くなってきているため、現在では顧客コミュニケーションシナリオをしっかりと行ったうえで、ユーザーの求める情報を必要なタイミングで配信する広告・集客設計が不可欠となってきています。
Webコンサルタントが顧客コミュニケーション設計等の全体設計を行い、それに沿って広告代理店が広告のプランニングや効果計測を行うように、得意分野をそれぞれが受け持って集客施策を行うのが理想だと思われます。
Webコンサルタントのもうひとつの活用方法としては、現在行っている集客施策の費用対効果や、成果分析などの評価を行ってくれるという点です。「なんとなく配信している広告が実は全然売上に関係がなかった!」ということはしばしばありますので、ムダなコスト削減につなげることを期待できます。
広告運用改善 月額10~30万円(広告媒体費はふくみません)
Webコンサルティングサービスの料金体系
ここからはコンサル費用の料金体系についてご説明します。
コンサルティング費用は、大きく「定額報酬」と、「スポット報酬」の2パターンの料金体系があります。それぞれの特徴を理解して、自社にとってどちらが最適なのかを選ぶようにしましょう。
定額報酬
毎月定額の報酬を支払うパターンです。
毎月1~2回の企業訪問を行い定例会を実施して、そこで課題解決のアドバイスや新しい提案を行います。なかには定例会以外にも電話やメール・チャット・Web会議等でいつでも相談ができるサービスもあります。どこまで対応するかによってコンサルティング料金も大きく変わってきます。
企業にとってのメリットは、事前にWebコンサルタントへの委託内容を決めてしまえば、どれだけ相談しても定額だという点です。定例会だけでは解決できないことや、いざ実行してみると発生する問題に対しても気軽に相談ができます。
Webコンサルタントにとっても、半年や1年というスパンで関わることができるため、目先の数字を追うだけでなく中長期視点での戦略設計や実行支援を行うことができるメリットがあります。
安い場合だと、月額5万円程度から受けられるサービスもありますが、月1回に訪問して2時間のアドバイス業務だけ(場合によってはWeb面談)というケースがほとんどです。ある程度自社内で運営体制が整っており、アドバイスがあれば実行できる場合以外は、このような顧問形式のサービスは不向きだと言えます。
社にリソースが不足がちな中小企業の場合は、戦略提案やアドバイスだけでなく、実行フェーズも寄り添ってサポートしてくれるコンサルティングサービスを選んだほうが間違いないでしょう。その場合は月額10~30万円が相場となりますが、社員1人分のコストでWebのプロフェッショナルを活用できるとあって、最近需要が非常に増えています。
スポット報酬
新規事業の立ち上げやサイトリニューアルなど、プロジェクト単位での契約形態となります。仕事の難易度やボリュームによって大きく料金が異なります。
一般に大手企業のほうが費用が高く、中小のコンサル会社になるほど安価になる傾向がありますが、より高い専門性をもったフリーのコンサルタントの場合はそれに当てはまらないこともあります。
⇒【関連記事】なぜECコンサルを活用すると売上が伸びるのか?
もし優秀なWebコンサルタントを正社員として採用したらどのくらいの費用がかかる?
優秀なデジタル人材であれば2,000万円以上?!
Webコンサルタントは必要な時に必要なだけ、Webの専門家の力を借りることができるのが企業にとってのメリットなのですが、できれば優秀な人材を自社で正社員雇用したいと思うこともあるでしょう。では仮に優秀なWebコンサルタントを採用するとすれば、どのくらいの給与報酬が必要となるのでしょうか?
一般的な相場でいうと、2~3年の経験があるWebコンサルタント職で年収700~800万円、5年以上のキャリアがあると1,000万円というのがボリュームゾーンです。CMOクラスになると、1,500万円以上が目安になります。
それに加えて、社会保険や福利厚生の負担や、採用費、光熱費・賃料・備品等の企業負担も考慮すると、その1.5倍くらいのコストがかかってきますので、優秀なデジタル人材を採用するとなると年間で2,000万円以上のコストが必要になるでしょう。苦労して採用できたとしても、企業の文化にフィットするかわかりませんし、優秀な人材ほど常に離職リスクが伴います。
圧倒的な売手市場のため採用が困難
さらに正社員の採用を難しくするのが、Web人材の深刻な不足です。どの企業もデジタル人材は喉から手がでるほど欲しいため優秀な人材ほど奪い合いになっています。名だたる知名度のある大企業でも採用が困難な状態なので、中小企業ではさらに厳しい競争環境であると言えます。
そのような背景があるため、必要な時に必要な人材を活用できるWebコンサルタントへの需要が急速に伸びています。
【結論】失敗しないWebコンサルタントの選び方
自社の課題や達成したいことを明確にする
自社が解決したい課題や、具体的な数値目標を明確にしておくだけでコンサルタント選びがスムーズになります。Webコンサルタントにも当然ながら得意分野とそうでない分野があり、戦略系のコンサルタントに目先の売上アップをお願いしてもミスマッチになってしまいます。
選び方のひとつの目安として、1年以上かけて達成したい大きな改善は戦略系コンサルタントに。3ヶ月〜半年での改善を求める場合は業務支援系のコンサルタントを活用するという判断材料もあります。
時間を切り売りするコンサルタントではなく「成果や提供価値」で選ぶ
コンサルタントの費用は、工数✕時間とお話ししましたが、ただ単に働いてもらうことがゴールではありません。時間単価が安いコンサルタントに依頼しても、無駄な時間がかかってしまうようであれば機会損失も考慮すると失敗だと言えます。優秀なコンサルタントに、スムーズに成果に導いてもらうことで、次の課題解決へと着手でき好循環がまわせるようになります。
そこで重要となるのが「成果」だったり「提供価値」です。
成果はわかりやすいです。例えば100万円を支払っても300万円の売上アップができればよい選択だったと言えるでしょう。提供価値は、数字にできないようなもの、例えば社内のWeb人材が半年で一人前に成長できたり、データを元に物事を考える企業風土ができるなどの価値を指します。
単に安い、高いだけでなく、コンサルタント導入による成果や価値提供を考慮して選ぶことをおすすめします。
弊社のWebコンサルティングサービスについて
新入社員ひとりの給与以下のコストで、Webのプロ人材を活用できる料金設定にしていますので、月額10万円から必要なときに必要なだけご活用いただくことができます。企業様にとってもリスクが少ない人材活用方法と言えます。
私自身、コンサルタントに依頼する企業側の経験もありますので、どのようなことに悩んでおり解決したいのかをお伺いできると、社内事情も踏まえたうえで最適な改善プランのご提案ができます。まずは無料相談からお気軽にご連絡ください。
「売上が伸びない」「人材が足りない」「何から手を付けたらいいのかわからない」という課題をECのプロが解決いたします。
- Webコンサルタントを活用するメリットは、必要なときに必要なだけ専門家の知見・ノウハウを活用できること
- 主に、戦略系とマーケティング実行系の2つのタイプのコンサルティングサービスがある
- Webコンサルティング費用は、「コンサルタントのスキル・経験」×「対応期間」で決まる。
- 定額報酬でのWebコンサルティングは、10~30万円が相場。社員1人分のコストで活用できる。